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奇岩怪石 駅伝
~ 日の本が誇る遊園地をめざして ~
強羅の全景
はじめに
大雄山最乗寺にて、紀綱山田老師さまより、打合せのときに閲覧させて頂きました「片桐慈光尼手記 写し」で、私は、強羅開発に関与したひとりの女性の存在を知りました。その手記は、強羅が荒地からリゾート地に変わる一大転換期に生きたひとりの証言であり、その当時の人間模様が頭に浮かぶような言葉がつづられておりました。その後、紀綱山田老師さまに特別に手記のコピーを頂き、私はそれを熱中して読みました。
読み終わった私は、「このひとりの女性をもっと知りたい。どんな女性で あって、手記のような開発に本当に貢献したひとであるのかを検証したい」 という気持ちが高まり、それをもとに調査したのが、この記事のはじまりです。 その後、大雄山最乗寺の橘老師、木村老師をはじめ、勝俣洋一さん、郷土 資料館鈴木館長、箱根温泉旅館協同組合などの多くの方のご協力を頂き、 情報収集とともに、強羅の開発における生い立ちと片桐慈光尼の関わりを まとめることができました。知り得た部分を断片的につなげたものでしかない ですが、ひとつのリゾート地の誕生に関して、記録を残せたことに感謝して おります。
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