技術を磨き、箱根に貢献してきた大場 脩市(おおばしゅういち)さん 宮ノ下の『大場木工所』4代目 76歳/取材日:2020.9.30 箱根神社の総代を20数年、伯父、大場庄之助が設立した『函嶺ふる里収蔵館』も立ち上げの時から事務局長を歴任。代々箱根のために尽力してきた大場一族のひとりで、箱根の歴史を知る生...
“無垢”の箱根寄木細工に取り組んできた金指勝悦(かなざし かつひろ)さん 箱根寄木細工伝統工芸士江戸末期以降、箱根旧街道沿いの山間の村・畑宿には、箱根寄木細工を生業とする家々が立ち並んでいた。しかし、第二次世界大戦以後、それは次第に衰退していった。昭和45(1970)年、技術が途絶えることを惜しんだ先達が、土地の若者を集めて講習会を開いた。参加した若者は12名。その一...
挽物細工一筋。繊細な技を伝承する田中一幸(たなか かずゆき)さん 木地師木地師・田中一幸さん(昭和8・1933年11月3日~)が、ろくろ細工の職人になって、70年余。 箱根登山電車入生田駅から徒歩約5分の一号線沿いにある「箱根ろくろ細工」の工房で、 田中さんは今日も作品作りに余念がない。田中さんが主に手掛けるのは、箱根に古くから伝わる挽物細工の...
世界一の箱根寄木コレクター 金子皓彦(かねこ てるひこ)さん 日本輸出工芸研究会会長金子皓彦さんを初めて知ったのは、平成18(2006)年6月5日の朝日新聞紙上だった。そこには、「箱根細工 情熱の収集 18年かけ1万3000点…『できるだけ多くの人に見せたい』と保管、展示してくれている所を探している。」と書かれていた。...